
ラカン派 精神分析家 小笠原晋也 の 東京精神分析クリニック の ホームページです.
実際にみずから精神分析を経験してみたいと思っている人,どうしようか迷っている人,自分の問題や悩みや苦しみについて,どうすればよいのかわからなくて困っている人...
は,参考にしてください.
ラカン派精神分析をみずから経験したいと既に決心している人は,すぐに Contact のページから面接予約をお申込みください.
医療機関ではありませんので,薬の処方はしていません.
精神分析の料金については,「精神分析とは」のページに説明してあります.医療機関ではありませんので,全額自己負担になります.公的保険も民間の保険も利用できません.ただし,料金は一律ではありません.精神分析は,週に複数回,数年間続けることが前提されています.そのための費用をあなたが負担し得るよう,あなたの収入によって個別に金額を設定します.生活保護を受給している方の精神分析の求めにも,応じています.
いらっしゃりたい方は,予約 をお取り下さい.面接を受け付ける時間は,原則的に,次のとおりです:
月曜日から木曜日 : 10:00 - 20:00(20時開始可);
金曜日と土曜日 : 10:00 - 18:00(18時開始可);
日曜日:休診.
面接室の所在地は,文京区内です.都営三田線の白山駅の白山下方面への出口(A1 出口)から徒歩 5 分ほどのところです.正確な情報は,面接を予約した方にのみお伝えします.
COVID-19 の全世界的流行のさなかの精神分析 : Internet を介した遠隔面接
COVID-19 の全世界的流行のさなか,わたしたちは 誰もが皆,感染の危険にさらされており,そして,それによって死ぬ危険にさらされています.それは,否みようのない事実です.
あなたは,その不安に耐えることができますか?
死の不安に耐えきれない人々は,それをごまかそうとします.そのごまかしの様態は,多種多様です — 死の穴を前にして,単純にそれを見て見ぬふりをし,できるだけそのことを考えないようにすることから,何らかの症状(そのなかには,臨床的に神経症症状と見なされるものだけでなく,占い,宗教,nationalism
なども含まれます)によって死の穴を覆い隠すことに至るまで.
しかし,死の穴を前にして,そのようなごまかしは通用しません.それは,いつか必ずあなたを呑み込みます — 運よく COVID-19 を免れ得たとしても.
この終末論的状況において わたしたちに要請されていることは,症状によって死の不安を否認することではなく,しかして,ハィデガーの表現を用いるなら,Sein
zum Tode[死と向き合う存在]としての人間の本来性に立ち返ることです.死の穴を覆い隠すのではなく,死の穴をそれとして認め,それを前にしての不安に耐え得るようになることです.
ラカン派の精神分析の経験の終結は,まさに そのことに存します.
普段,精神分析を 電話や Internet を介して行うことはありませんが,COVID-19 の全世界的流行という例外的に危機的な状況においては,例外的な対応が必要になってきます.東京精神分析クリニックでは,Skype
や Zoom Meeting などを利用した遠隔面接を行っています.カメラとマイクを備えたパソコン または スマートフォンをお持ちであれば,Internet を介した遠隔面接を受けることができます.面接料金は,銀行振込
または PayPal によりお支払いいただきます.
お問い合わせ と お申込みは : Contact.